第四の話の前にも三女はおじさんとあっていたはずである
その時次女も顔を合わせていたものと記憶している
しかしながら長女はいない
おじさんは確かに三女を抱き上げたのである
「高い高い」
のようなことを言っていた
しかしながら三女はこれに対し大変な抵抗を示して暴れたので
次女が「やめてよ」
と割って入ったのである
光が差していた
三女を抱き上げるおじさんの足元には円状の光がさしていた
しかしながらそれもおじさんが顔を暗くして三女を地に下ろしたとき消えてなくなったのである