今日久しぶりにしょうさんと会ってきた
しょうさんは「最近どうですか?」
と聞くので、記憶の復元作業はなかなかいい感じで進んでいるとこたえると
「よかったですねがんばってくださいねがんばって」
と我がことのように喜んでいた
その笑顔を見て私は、この人は恐らく報われない人間なのではないかと感じた。
どこまでも善人であり、あまりに善人過ぎるため、そのような者達を糧として生きる俗物たちにこれまで散々食い千切られ、不幸な人生を歩んで来たに違いない。
勝手な憶測であるが、十中八九そうなのだろうと思った。
そのような人を、前にもどこかで見た覚えがある