第六の話

暗い空間の中に次女が座っている
次女は白い紙を持ちそれをじっと見ている
紙にはハリガネムシのような黒い文字で何か書いてある
次女「あれ?」
次女は俯く
やがて次女は外へ出て行く
(中略)

神社のお祭り会場のようなところに次女がいる
次女は着物を着ている
淡い水色の着物である
次女はお祭り会場をきょろきょろしながら歩いている
人を探しているらしい
境内の外れまでやってくる
お面(お祭りの売店で売られていた?)をかぶった人間数人に囲まれる
次女「あれ?」
(中略)

家の中で長女が白い書類をめくっている
着物は来たままである
次女「○○(恐らく三女の名)は?」
長女「いないわ」
次女「あれ?」
次女が暗い家の中を歩き回っている
次女は泣いているのである
次女「○○!(三女の名)」
いくら探し回っても三女は出てこない
次女は涙をぽろぽろこぼしている
可哀想である
次女は家を飛び出し、橋の下や、工場の敷地や、ネオン街を探し回る
次女「○○!(三女の名)」
再び叫ぶ
途中で転んで足から血が出る
可哀想である
やがて夜になり、公園?のベンチに座り込む
「○○(三女)がいなくなった」
一人で泣く
次女は疲れ果てて帰宅する
もう夜だが家には誰もいない
次女の表情がどんどん崩れていく
次女は机の上の紙を見る
次女「お姉ちゃんもいなくなった」
その場に泣き崩れる
とても可哀想で胸が締め付けられる
このような図を思い出すのは不本意なことだ